2021年10月25日
動画の力
今から14年前に私が、モバイル・メルマガ配信システムの代理店をしていた時、飲食店を中心に営業活動をしていました。
使っていたPanasonicのレッツノートというパソコンにパワーポイントを忍ばせて経営者や店長にプレゼンをして、販路拡大をしていました。
しかし、ほとんどの経営者や店長は、ガラケーで集客するなんて誰も想像できないし理解も示しませんでした。
飲食大手のマクドナルドやTSUTAYAは、携帯メルマガを通して集客を上げていたのですが、身近なシステムではないことやそもそも携帯メルマガが普及していないのもうなずけました。
このシステムを独自開発すると数千万かかると言われていた時代です。
私たちのチームは、どうやったらお客さんが興味を示すか試行錯誤が続いていました。
そして、ある日、会社側から新商品が出た時に、これを分かりやすく伝えるためにウィンドウズの無料アプリ:ムービーメーカーを使って簡単な動画を作ってみたのでした。
その動画をプレゼン中に見せると…。
お客様からは、「とても分かりやすい!」ということでメリットが伝わり契約が進むようになったのです。
そして、商売繁盛講座というものを近隣の商店街や地方の商業施設などで行った時でもプレゼンに動画を使うと今までと全く違う反応で「ぜひ、使ってみたい」と契約者数が大変伸びました。
販売している人は、商品やサービスの優位性が分かるのですが、使う側のお客様にその優位性が伝わらなければ売れることはほぼありません。
伝える内容や順番、動画を入れるタイミングをお客様が理解できるように調整するだけで、理解できなかった内容に対し興味を持って頂いたり、使いたい、欲しい、買うというレベルにまで引き上げることもできます。
動画は、短時間に多くの情報を相手に分かりやすく伝えることができます。
動画なら何でも良いわけではありませんが、良い構成内容の動画を作れば、伝わるのです!
これが動画の力です。
お客様にとっての価値が伝わらない限り、その先の結果には中々たどり着けないのです。
動画=リッチコンテンツ1
動画が今のように普及するまで、情報を市場に送り出すメインは、HPや画像とテキストでした。
しかし、動画は、どの媒体に比べても1本の制作コストが高くつきます。
昔は、1本の動画の製作費は、100万は軽く越えていましたが今では数万~数十万で作れます。
なぜ、そこまで値段に幅があるかと聞かれますが、動画に目的を持たして作らない場合と作る場合があるとお答えしてます。
例えば、制作費が安い動画の場合、依頼主もほぼ安く動画を作りたいというご要望があります。
その場合、簡単な打合せと撮影内容になります。時には、お客さんのスマホで撮影した画像や動画を編集だけするというサービスもあります。
目的が、安く動画を作ることにフォーカスしているので、一から企画、提案、撮影などといたことはしません。
それに対し動画に目的を持たせて作る場合、打合せ、下調べ、仮設などを立ててから企画、立案、シナリオ、構成案を作らなければなりません。
更に現場に合わせた機材やカメラワークができるカメラマンが必要になってきますし、スケジューリングをして撮影に臨みます。
また、目的に合わせた編集も出来なければなりませんので、自ずと制作費用はかかります。
動画=リッチコンテンツ2
作った複数の動画をYouTubeやVimeoにアップするとURLが発行され、そのURLをHPの適所に埋め込むことで、一気にHPがリッチコンテンツへと様変わりします。
動画があるHPと動画の無いHPは、見た目に大きな差を簡単につけることができます。
また、一番目立つヘッダーに5~7秒尺の動画があるだけで、訪れた見込み客に対しこのサイトは、どんなサイトなのかを直感的に理解させ、サイト滞在時間を伸ばしたり、競合他社との差別化にも繋げることが出来ます。
動画は、価格も価値もリッチコンテンツになりやすいものです。
どんな動画を作ったらいいのか?
確実に動画が普及していますが、弊社のお客様も初めて作られる方が多いので、動画は一般的とはまだ言えないかもしれません。
では、動画を初めて作るという方にはどんな動画がいいのか?
私たちが、迷いなくオススメする動画と言えば、お客様の声動画です。
特にお金をお支払いして本当に喜ばれているお客様であれば、商品やサービスの良さを実感しております。
つまり、ビフォーの状態からアフターの状態を実感しているのです。
新規のお客様が避けたいことは、お金を出したにも関わらず期待したものが手に入らないことです。
喜ばれたお客様の声は、次の見込み客のリスクを取り払ってくれるわけですから結果、商品やサービスの信用を高める効果があります。
このように動画には、伝えずらい商品の魅力を伝わり安くしたり、信用を高めたりする力があります。
ぜひ、御社の動画づくりを1歩進めて市場に価値を投げかけてみてください。