2021年08月30日
ところで集客したいお客様は誰ですか?
20歳の時に初めてハワイに行きました。
見かけからは想像されたことはないですが、私は、17歳からサーフィンをしています。
その関係でハワイに行くことを決めました。
旅行代理店の方にハワイに行きたいと言うと、「ハワイの何処ですか?」
と聞かれ、はじめてハワイにも色々な島があることを知りました。
今みたいにネットが充実していませんので、情報を得るのも人伝てか本などがほとんどの時代。
さて、これに似た話で、集客したいと相談に来られた経営者との会話でも
「集客したいお客様は誰ですか?」と質問しました。
しかし、ほとんどの方は、年齢、性別といった大まかなジャンルでしかお答え頂けません。
想像してみてください。
仕事場が、兵庫県だとします。
老若男女が10,000人ぐらい集まっているとしましょう。
その中で、50代の男性の人!とか20代の女性の人!
手を上げてくださいと声をかけるとします。
その声を聞いた対象者は、手を上げると思います。
そこに違う言葉を足してみましょう。
50代の男性で痩せたいと思っている人!
20代の女性で素敵な男性と出会いたい人!
内容にもよりますが、先ほどの手をあげた人より増えるでしょうか、それとも減るでしょうか?
恐らく減ると思います。
次に、50代の男性で経営者の人!
20代の女性で学生の人!
これだと手を上げる人は、もっともっと減ってくると思います。
集客するとは
このようにお客様への条件を特定しながら人を絞っていくことだと思います。
- 集客の前にどんなお客様を集客したいのか?
- そのお客様は感じている問題や悩み、困っている、不満があるのか?
- 達成したい理想の状態は何か?
- 理想の状態を手に入れるためにたました事は何か?
これらを絞り集めたいお客様にメッセージを創り出す事で、自分のことだと気づいてもらいやすくなります。
もしあなたが、ダイエット専門のトレーナーであれば、先ほどの例から
50代の男性で痩せたいと思っている人!これを
・52歳の男性で3ヶ月以内に痩せたいと思っている人
もしくは、結婚相談所を経営しているのであれば
20代の女性で素敵な男性と出会いたい人!これを
・24歳の女性で地域一番のイチゴ農家の跡取りと出会いたい人!
尖った例えですが、集めたいお客さんの条件を明確にすればするほどお客様は誰かが明確になってきます。
来てくれる人がお客さんではなくて、来て欲しい人をお客さんとする考え方は如何でしょうか。
魔法のランプを擦るとアラジンが出てきて、集客したいけど集めてくれないかと願い事を言う。
するとアラジンが、「承知ましたご主人様、ところで誰を集客したいですか?」と聞き返す。
その時、あなたが言う内容によって集まる人が決まってきます。
であれば、どんなお客様を集めたいとお答えするでしょうか?
情報化社会は、自由に情報を出し入れすることができ、それによって人の好みは多様化してきました。
事業者は全てのお客様の要求に対応することは、生産性を下げ、経営を圧迫する原因にもなります。
だからこそ、集客するのに、どんなお客様を集客したいかが重要だと考えます。
既存のお客様の中で「良いお客様のお名前を教えてください」と質問するとお名前を何名か挙げられます。
「そのお客様を選んだのは何故ですか?」と質問を繰り返すと定義は違えど、利益を上げてくれる優良なお客様なんですよね。
このお客様がもう1人、もう1人増えることでどんな経営になるか考えてみてください。
きっと楽しくて、楽しくてしょうがない状態だと思います。
業種、業態、現在の状態にもよりますが、不特定多数の数を集める集客より特定少数の質を集めるという発想は如何でしょうか。
おっ!その考え面白い!と思われた方は、一度気軽にご相談ください。