2022年01月27日
小さな工務店専門の動画づくり
小さな工務店専門の動画づくり
2012年から今まであらゆる業種の動画を制作させて頂きました。
ご依頼を頂くクライアント様からの動画の目的は、様々です。
会社やお店の認知を上げたい、商品・サービスの販売促進に使いたい、集客に繋げたい、社員、スタッフ募集をしたい、最寄りの駅からお店までお客様を迷わずに誘導したい、購入後のアフターフォローに使いたい、HPのトップに使いたい、お客様の満足の声で見込み客の成約率を上げたい、などなど。
そんな中、お客様の別荘をドローンで撮影した動画をご覧になったことがキッカケで2016年、工務店さんから動画のご依頼を頂くことになりました。
業種としては、職人気質の強く、どちらかと言えばインターネットやSNSのことはあまり分からない方が多く、紙媒体で集客に挑まれていますが、どんどん問合せが落ちている。
次なる方法として、何をすれば良いのか模索している中で、動画に興味を持って頂きました。
今でも最初の打合せのことをよく覚えております。
大体打合せ時間は、2時間前後が多い中、約6時間社長の熱いお話を聞かせて頂きました。
話を聞く中で気づいたことですが、素人の私が全くわからない言葉がいくつも出てきました。
話の腰を折らない様に一応は相槌を打っていましたが頭の中は???だらけ。
工務店の社長にとっては当たり前の言葉だと思いますが、素人にとってみれば全く理解できない内容が多かったのです。
このことから、お客さんの立場に立った言葉を使ってお話しをしなければ、建てられている家の魅力と価値が伝わらないと感じました。
業界のことを熟知しているものではないので、逆に素人だからこそ感じたことでした。
考えてみると、お客様は全員が素人です。
家のことが詳しいお客様を対象にお話しをするのであれば問題ありませんが、素人のお客様には、これが大変問題です。
そのことに気づいていないことが、問題と言ったほうが良いかもしれません。
そう考えれば、常にお客様の視点に立った表現が必要だと感じました。
そこで、認知力や信頼性を上げるために私が、ご提案した動画内容が以下の3つです。
1、社長の挨拶
社長がどんな思いや考えを持って家づくりをされているのか?
2、会社案内
社内の従業員はどんな人がおられるのか?
3、お客様の声×3家族(顧客へのインタビュー)
お客様は何に満足しているのか?
特にお客様の声は、ハードルが高く、工務店とお客様との信頼関係がないと動画撮影が中々許されません。
幸い、この工務店さんのお客様(3家族)は、快諾を頂き撮影することができました。
ここで覚えて頂きことは、顧客はあなたが言うよりお客様の声をより高く信用します。
また、家は人生で一番大きな買い物と言われています。
お客様にしてみれば、判断を間違いたくない、損をしたく無いという気持ちが一番強くなります。
そうなると、建てられたお客様の満足度が、安心と信頼に繋がる動画になります。
お客様の声の動画の数は、あればあるだけ信用度が増すばかりです。
想像してみてください。
工務店の綺麗なレイアウトのホームページがあるとします。しかし、そのホームページには、1つも動画がありません。
そして、もう1つは、そこそこのレイアウトのホームページですが、社長や社員の紹介、そしてお客様の声の動画があるとします。
お客様の立場に立って考えてみてください。
どちらが、自社を知ってもらうのに分かりやすいでしょうか?
誰でも良いから問合せではなく、このお客様からの問合せ
顧客の興味の持つところは、千差万別です。
全ての顧客の欲求を叶えることは、無理があります。
しかし、家を建てているお立場として、得意なことがあると思います。
・安く家を建てることが得意
・暖かい家を建てるのが得意
・ひら家が得意、洋風が得意
・見た目のデザインが得意
・住み心地に拘ったデザインが得意
・耐震性の高い家を建てるのが得意
など、自社の家づくりの得意が、何なのかを明確にすることが大切です。
お客様を満足させることを深く掘ると、得意なことです。
こんな家づくりが得意なので、それを求めているお客様からの問合せを増やすことを考えた施策が大切です。
何故なら、これからのお客様は、ネットをフルに活用して調べてくる世代だからです。
Y世代後半、Z世代とも言われ、小さい時からインターネットが当たり前の中で育ってきました。
彼らは、SNSを使い分けている、一日5時間以上スマホを見ている、現金よりキャッシュレス、テレビよりYouTubeを見る、家族との関係が良いなど昭和世代の価値観が通用しません。
個々に検索力を持ち合わせているので、調べることに長けているわけです。
その対応が、これからの必要課題だと考えていて、その最たる施策が動画だと思います。
動画は、短時間で多くの情報を伝えることができます。
彼らの視点に立って、どの様な情報を提供するかが鍵となります。
彼らが知りたいことだけではなく、お役に立つこと、知っておかなければならないこと、損をさせないことを組み合わせた動画情報発信をしていくことだと思います。
つまり、行き当たりばったりではなく、情報発信の設計を立ててから行動することが大切であります。
2016年からお付き合いを頂いている工務店さんとは、今もこれらの施策を一緒に行っております。
5年前では、全く検索にもかからなかったホームページ。今では、あるキーワードでホームページや動画(YouTube)も上位表示され、問合せを増やされてきました。そして、繋がりたいお客様とも出会いマイホームを建てたれておられます。
まとめますと、小さな工務店さんの動画づくりには
・お問合せをして欲しいお客様を絞る
・得意(強み)なことを明確にする
・お客様視点の価値が何かを明確にする
・今まで建てられたお客様からの満足の声を頂く
・戦略的な情報配信の設計をする
・定期的に動画での情報発信をする
これらを意識して作られてはいかがでしょうか。
時代が大きく変化していることを誰もが感じていることと思います。
どの業種でもそうですが、変化に対応することが生き残れる唯一の道だと考えております。
もし、この記事を読まれて、動画対策や定期的な動画での情報発信に興味をお持ちの方がおられれば気軽にお問い合わせください。