2024年06月23日

自社でもできる動画内製化のススメ

現代社会において、SNSはマーケティングの主流となり、特に動画コンテンツの重要性が増しています。

しかし、中小企業では、まだまだ動画に踏み出せない企業が多いのも事実です。

このブログでは、なぜ中小企業が動画制作を内製化すべきか、そのメリットと実現方法について掘り下げていきたいと思います。

動画コンテンツの重要性

まず、動画がなぜ重要かというと、情報の伝達効率と視聴者のエンゲージメントの高さにあります。

動画は文字や静止画よりも多くの情報を短時間で伝えることができ、視聴者の記憶にも残りやすいという特性があります。

また、動画は共感や感情を誘う力が強く、出演者の人間性を表現するのに非常に有効です。

中小企業における内製のメリット

1,制作費用削減

外部制作会社に依頼すると、内容により一本の動画に数十万円から数百万円の費用がかかることがあります。
しかし、内製化すれば、初期の設備投資や研修費は必要になりますが、長期的に見れば大幅な費用の削減につながります。

 

2,迅速な対応

社内で動画を制作できる体制が整えば、市場の変化や企業のニュースに即座に反応できるので制作会社とアポイントをつけなくてもタイムリーに動画を制作し配信することが可能になります。

3,ブランドの一貫性

自社で動画を制作することで、会社からのメッセージが一貫し、企業の独自性や差別化、個性などを明確に打ち出すことができます。

例を挙げると、演者も特定した1人もしくは、専門性を持った人たちに話してもらう、オープニング、本題、エンディング、音楽など構成に統一性を持たすことも簡単にできます。

 

 

実践方法

 

1,設備の整備

動画制作に必要な基本的な機材(カメラ、マイク、照明等)と編集ソフトを揃えます。最初は高価な機材から始める必要はありません。多くの場合、スマートフォンと基本的な編集ツールでも十分なクオリティの動画が制作可能な時代です。
特にiPhoneになるとどの機種も基本的に一定の条件を揃えることで綺麗に動画撮影ができます。

また、スマホの撮影機材になると価格もリーズナブルに購入することができます。

 

 

2,スキルの習得

動画撮影や編集の基本スキルを身につけるために、専門のオンラインコースや講座で学ぶことが推奨されます。理由は、修得までの時間が圧倒的に早めることができます。また、従業員の中から2人〜3人選抜して動画制作チームを作ることで、専門的な知識の習得を進めることが有効です。

3,コンテンツの企画

撮影や編集は取り組めば取り組むほど上達することができますが、どのような動画を制作するか計画を立てるのに専門の方からアドバイスを頂きながら取り組めると動画ネタに悩むことが激減します。

現に動画配信をしている人たちの一番の悩みは、ネタだからです。
製品紹介、ハウツー、お客様の声、企業文化の紹介など一般的なコンテンツは誰にでも考えられますが、顧客視点を意識しながら企画、ネタを考えないと独りよがりな偏ったコンテンツになりやすくなります。
情報発信の基本は、誰に、何を、どのようにの順番で決定していくことをお勧めします。

そして、今の流行りは、短尺、縦型ショート動画です。横動画だけでなく縦動画も取り組むことが必要だと思います。

 

まとめ

動画は現代のコミュニケーションツールとして非常に強力です。中小企業にとっては、動画内製化によってコストを抑えつつ、企業の強みや魅力を直接伝える機会を増やすことができます。

今回、提案した動画内製化のステップを参考に、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

最初から完璧で良い動画を作らなくても良いのです。
重要なのは始めること、そして継続して改善を重ねることです。

動画コンテンツの内製化は、ただコストを抑えるだけではなく、社内のクリエイティブな才能を発掘し、従業員のスキル向上にも寄与します。

これにより、組織全体のデジタル化とメディアリテラシーの向上にも繋がります。

動画を通じて、対象顧客との強い絆を築くことができる可能性が広がります。今はデジタルの時代、動画はその強力なツールです。

まずは小さな一歩から始めてみませんか。